
From New and Complete Dictionary of Arts and Sciences, Thomas Jefferys, 1754
地球規模課題シリーズでは、紛争解決・環境汚染など国境を越えた地球規模の諸問題について、皆様と一緒に考えていきます。各回のテーマは、国連大学出版部より刊行もしくは刊行予定の図書(英語)から選びますが、講座は全て日本語で行われます。
本講座ではメインスピーカーに本の著者や編者を、そして同分野の有識者をコメンテーターとしてお招きします。メインスピーカーより本の内容紹介に加え、テーマに沿った関連グローバル・イシューの研究報告をしていただきます。その後、コメンテーターがテーマを異なる視点から分析し、参加者からの質疑応答を通じて皆様と一緒に議論を深めます。本講座は一般市民、とりわけ学界、産業界、市民社会グループを含めた幅広い方々を対象としています。
講座の後にはスピーカー・コメンテーターの方と自由に歓談していただく場を設けるなど、相互に学びあう知的交流の場がありますので、ふるってご参加ください。
Seminar I · 2008年2月22日(金), 16:30–18:45
Unintended Consequences of Peacekeeping Operations · 平和構築の死角
初回となる22日の講座では、平和構築について考えます。2007年5月に刊行されたUnintended Consequences of Peacekeeping Operationsでは、世界の平和活動には意図せぬ結果が生じることがあると論じています。平和活動(軍・文民双方を含む)の派遣によって引き起こされる予測不能な影響について、正および負の側面から考えていきます。講師は編者の一人である。講師は編者の一人である青山学院大学准教授の青井千由紀氏、コメンテーターは朝日新聞論説委員の脇阪紀行です。平和構築の死角について一緒に考えてみませんか?
Unintended Consequences of Peacekeeping Operations
Edited by Chiyuki Aoi, Cedric de Coning and Ramesh Thakur
Seminar II · 2008年3月21日(金)16:30–18:45
International Water Security · 水の安全保障
水は誰にとっても欠かせない、代替品のない資源です。また他の物資のように容易に移動させられるものでもありません。国連食糧農業機関(FAO)によれば、2025年までに世界人口の3分の2が水不足の危機に陥ると言われています。「21世紀中には『水戦争』が勃発するかもしれない」と有識者たちの間で懸念の声もきかれています。水に関わる問題解決には、工学、農学、社会科学など多岐の分野を融合したアプローチが必要とされており、また水をめぐる争いを回避するためにも政策レベルでの介入も欠かせません。
第2回「国連大学公開講座~地球規模課題シリーズ」では、こうした水問題を取り上げます。東京大学大学院新領域創成科学研究科教授の中山幹康氏が21世紀の水資源をめぐる問題とその解決策について検証し、東京大学名誉教授の高橋裕氏がコメントします。ふるってご参加ください。
International Water Security: Domestic Threats and Opportunities
Edited by Nevelina I. Pachova, Mikiyasu Nakayama and Libor Jansky
Seminar III · 2008年4月18日(金)16:15–18:45
Climate Change in Asia · アジアの気候変動政策
スピーカー: 亀山康子、国立環境研究所 地球環境研究センター 主任研究員
コメンテーター: 鮎川ゆりか、WWFジャパン 自然保護室 気候変動グループ長
プログラム (100 KB PDF)
近年、京都議定書の第1約束期間(2008年~2012年)終了後を見越して、将来の気候変動レジームについての国際的議論が高まってきています。アジアの国々は、その高い人口密度、増大する温室効果ガス排出量、急成長する経済、気候変動の影響への脆弱性を考えると、この気候変動レジームに大きく左右されます。しかしながら、能力の限界が多くのアジア諸国の国際的議論への参加を阻んできました。
第3回「国連大学公開講座~地球規模課題シリーズ」では、独立行政法人国立環境研究所地球環境センター主任研究員の亀山康子氏が気候変動問題の制度的枠組みについて考察し、アジアの視点から気候変動と持続可能な経済成長の関係性について考えます。コメンテーターにには財団法人世界自然保護基金ジャパン気候変動特別顧問の鮎川ゆりか氏をお迎えします。
日本でも季節外れの暑さ、洪水、暴風雨など日々の生活から感じるようになった温暖化問題を一緒に考えてみませんか?
Climate Change in Asia: Perspectives on the Future Climate Regime
Edited by Yasuko Kameyama, Agus P. Sari, Moekti H. Soejahmoen and Norichika Kanie
Seminar IV · 008年5月16日(金)16:15–18:45
Sustainable Cities · 都市の持続可能性
近年、途上国は急速に都市化しており、世界人口の大部分が都市に住むようになるのはそう遠くない未来です。これらの都市が持続可能な形で発展していくことは他国にとっても重要で、世界で最も都市化した国、日本はその開発経験から持続可能な都市計画づくりに大切な教訓を提供することができます。
第4回講座では、東京経済大学の柴田徳衛名誉教授が東京の都市化について考察します。ご自身が東京都企画調整局長として取り組んだゴミ処理場をめぐる行政管理の話を軸に、過去、現在の都市づくりについて講演します。続いて、首都大学東京都市環境学部の玉川英則教授が日本の視点に基づいた持続可能な都市開発についてコメントします。
都市化がもたらす問題について、一緒に考えてみませんか?ふるってご参加下さい。
Sustainable Cities: Japanese Perspectives on Physical and Social Structures
Edited by Hidenori Tamagawa
Seminar V · 2008年6月20日(金)16:15–18:45
Interlinkages and the Effectiveness of Multilateral Environmental Agreements · 国際環境条約間のインターリンケージと効果的な実施
近年、環境問題の範囲や規模、複雑性に適切に取り組むための制度的対応が不十分であることが、地球環境悪化の主な原因であるという認識が高まりつつあります。特に、国際環境条約(MEA)間や、生態系と社会システムの相関をより深く考慮した政策や法律間における調整と相乗効果が十分でないことに批判が集中しています。
国連大学公開講座―地球規模課題シリーズの第5回目となる今回は、ブラドニー チェインバース氏をスピーカーに迎え、地球環境における知識と政策立案の格差について模索し、国際環境法へのアプローチ方法に関する理解を促すことを目指しています。その中でチェインバース氏は、MEA間の協力に関する仮説について考察し、MEAの有効性を測定する枠組みを示すとともに、相関の強化を通してMEAの効果をどのように高められるかを説明します。小川晃範、国連大学シニアフェローが本講座のコメンテーターを務めます。
Interlinkages and the Effectiveness of Multilateral Environmental Agreements
W. Bradnee Chambers
本講座へのご参加を希望される方は、お名前、所属先、役職名、連絡先を添えて、事務局までお申し込みください。
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Page last modified 2008.06.18.
