![]() 『アフリカにおける都市の挑戦:大都市の成長と管理』(The Urban Challenge in Africa: Growth and Management of Its Large Cities) キャロル・ラコディ編、国連大学出版局、642ページ、¥5,200 本書に寄稿した研究者たちは、アフリカでは地球規模の力が世界の他の地域よりも深い矛盾を抱えた形で現れ、しかも否定的な側面が強いと述べている。この観点は本書の4部を通じて一貫している。 第1部では、筆者らはアフリカ大陸が世界経済に統合されて行くにつれて、それがアフリカの都市に深い影響を及ぼしていることを明らかにする。第2部では、アフリカの重要な大都市のケーススタディが示される。第3部では、都市の機能とその中での住民の機能が観察される。第4部では都市の成長をどう管理するかが検討される。 筆者らは結論として、大都市の継続的な成長は自然の人口増加と地方から都市への移住によるもので、いずれも近い将来に衰えることはない、と予想している。さらに外国の投資家はアフリカの天然資源に関心を示す一方で、労働集約的な製造業には無関心であり、その傾向は変わる可能性がないと見ている。 『乾燥地域における淡水資源問題』(Freshwater Resources in Arid Lands) ユハ・I・ウィット、ユッタ・シュナイダー共編、国連大学出版局、108ページ、¥1,680 本書は第5回国連大学地球環境フォーラムに基づいたもので、中近東、アジアの乾燥地帯の限られた淡水資源を中心に問題を解明している。乾燥地域の人々がどうして独創的な生存戦略を発見したのかの歴史的な分析、水資源に乏しい島々のための海水の淡水化や地下ダムなどの近代的技術、地球温暖化が淡水資源に与える影響など、さまざまな問題が取り上げられている。 本書の筆者たちは2つの重要な結論を提示している。一つは水の供給の改善と水需要の効率的な管理は同じ重要性を持つ目標であること、もう一つは限られた淡水資源の経済的利用は、持続可能な開発に不可欠だということである。 『変化するグローバルシステムの中の新しい欧州』・i>(A New Europe in the Changing Global System) リチャード・フォーク、タマス・スゼンテス共編、国連大学出版局、262ページ、¥3,250 本書は冷戦の終結が欧州の安全保障と開発プロセスに及ぼす影響を検討したものである。多様な側面が分析され、政治、経済、文化などの問題が包括的に評価されている。特に東欧諸国が新たな時代に直面している問題を重視している。また欧州諸国が活動する場合の枠組みとなる、地球規模のシステムも取り上げている。
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