2001年11月    



国連大学の二研究・研修センターの新所長着任

ンス・ファン・ヒンケル国連大学学長は、国連大学世界開発経済研究所(UNU/WIDER)、国連大学高等研究所(UNU/IAS)それぞれの所長の任期満了を受けて、2000年11月に新所長人事を発表した。新所長二人は2001年1月1日に就任した。

 UNU/WIDERの所長には、マッティ・ポヨラ教授の後任としてアンソニー・ショーロックス教授が就任した。ショーロックス教授は英国籍で、所得分配に関する国際的権威で、計量経済学会のフェロー。ロンドン・スクール・オブ・エコノミックスで経済学博士号を取得。

 UNU/WIDER所長に就任するまでは、モスクワ大学経済大学院客員教授と英国エセックス大学研究教授を兼任していた。所得格差、貧困、所得の移動、生活水準などに関する計量分析法が専門で、昨年末までは体制移行後のロシアが直面する社会問題の研究に取り組んでいた。

 UNU/WIDERはヘルシンキにある国連大学研究・研修センターで、グローバルな経済政策の研究を通じて、人類の生活と社会の改善に寄与することを主目的としている。ショーロックス教授はUNU/WIDER所長として、約15人の上席研究員、客員研究員、若干名の博士課程インターン、14人の事務スタッフを統括する。

 国連大学高等研究所(UNU/IAS)では、2000年12月にタルシシオ・デラセンタ初代所長が引退し、後任にA・H・ザクリ教授が2001年1月1日付けで就任した。ザクリ教授はマレーシア国籍で、国内、国際舞台の両方で幅広い経験を有するほか、植物育種、生物工学、生物多様性などに関連する問題を扱った著作が多い。米ミシガン州立大学から遺伝学と植物育種学の博士号を受けている。国連大学高等研究所所長就任の前は、1992年からマレーシア国立大学副学長の職にあった。

 東京の国連大学本部に隣接して設けられた高等研究所は、環境的に持続可能な開発に関連する複雑に絡み合った問題の研究ならびに社会システムと自然のシステムの接点で発生するさまざまな問題に関して将来展望に基づく独創的な解決策を生み出すことを目的とする研究機関。ザクリ教授は所長として、高等研究所の学術スタッフ、兼任教授陣、事務職員、大学院レベルの研修生らを統括する。

 

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