|
第2回秋野フェローに地田徹朗さんら4人
――「中央アジアの平和と環境」研究
国連大学は1999年に日本政府から、1998年7月にタジキスタンの国連タジキスタン監視団での活動中に殉職した秋野豊政務官を記念する事業費として、1億円の拠出を受けた。国連大学は、外務省との合意により、この基金の半分の5000万円で、5年間にわたる「秋野記念研究プロジェクト」を開始した。これは中央アジアとその周辺地域の研究に従事する日本の若い研究者の研究活動を支援するものである。全体的な研究テーマは「中央アジアの平和と環境」で、国連大学の二つの主要プログラム領域である「平和とガバナンス」「環境と持続可能な開発」に沿ったものである。
秋野記念フェローシップ選考委員会は、今年1月中旬に行われた会議で、下記の4名を第2回秋野記念フェローとして決定した。
地田徹朗:東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻修士課程 1年。テーマは「クナーエフ、コールビン、ナザルバーエフ ― 1980年代カザフスタンにおける人事政策の変遷と継続性」。
藤本透子:京都大学大学院人間・環境学研究科文化・地域環境学専攻修士課程3年。 テーマは「親族関係にもとづく社会ネットワーク分析 ― カザフスタン村落部における文化人類学的研究」。
岡田東風:ロンドン大学人類学部博士課程。テーマは「ウズベキスタンにおける文化・芸術および民族的アイデンティティー」。
島村一平:国立総合研究大学院大学文化科学研究科地域文化学専攻(国立民族学博物館)博士課程2年。テーマは「アガ・ブリヤートにおけるルーツ回復運動 ― シャーマニズムとディアスポラの関係から」。
各フェローには中央アジアの該当地域での実地研究を含め、最長1年間の支援が与えられる。
4人の秋野フェローは1月31日に国連大学で催された昼食会でハンス・ファン・ヒンケル学長らと会い、指導教官から研究指導を受けた。
|