 |
|
| | 1998年 3月 |
UNU/INWEH、3ヵ所に国際協力事務所を設立
水資源の研究開発を各地域で促進
国連大学の水・環境・保健に関する国際ネットワーク(UNU/INWEH)は、メキシコ、ヨルダン、ブラジルの3ヵ所に国際協力事務所(ICO)を開設する計画を立てている。
これらの事務所は各国の水資源関連の研究機関内に置かれ、プロジェクトの開発を促進するとともに、研究、研修、情報伝達の中核となる。UNU/INWEHにとっては、財政的な自立を含め、目標の達成に重要な役割を果たすことになる。
これらの事務所の規模は小さく(1人から3人のスタッフ)、政府機関、大学、NGO組織などに併置される。事務所はUNU/INWEHの正式な組織で、関係地域の研究機関、政府、大学などと緊密な連携を保って作業を進める。総合的な流域管理、水の供給、排水システム、実験室業務などの領域における研修や、技術的支援が当初の主要任務となる。
UNU/INWEHは1997年12月の国連大学理事会でこれら3カ国にICOを設置する承認を受けた。淡水問題の研究に従事する学界での予備的な調査や幅広い協議の結論に基づいて、これらの諸国が選ばれた。いずれの国でも、政府、受入れ機関などからの強力な支援があり、国際、国内機関からの水資源関連のプロジェクト資金が提供されている。
メキシコのICOは最終的に環カリブ海諸国全体のための機関となるが、当面はメキシコ自身のニーズが重点的に取り上げられる。受入国との協定についての協議がメキシコ政府関係機関との間で進められており、事務所の位置はメキシコ市の近くになる予定。地域内の重要な提携機関となる環境教育研修所(EETINA)との話し合いも順調に進んでいる。EETINAはNAFTA自由貿易協定の環境的能力育成の目標を達成するための、3者編成のNGOであり、メキシコ政府環境庁と国内での水資源研修プログラムの実施機関として協力するユニークな協定を結んでいる。
フィジビリティ調査、メキシコ政府との協定、その他の準備作業は今年の早い段階に完了する予定。
中近東ICOの予定地はヨルダンの首都アンマンで、同国の高度科学技術評議会が資金の一部を提供、受入れ機関となる。ヨルダン政府が現在、協定草案を検討しており、ICO地域コーディネーターにはワリド・サレア氏の名前が上がっている。3月には事業が開始される予定。
ICOのためのフィジビリティ調査では、中近東における水資源関連の能力育成のため、多くの機会があることが明らかにされた。たとえば、地下水の管理、乾燥地域での水の獲得、沿海地域の管理、環境情報管理システムなどの分野である。
またブラジルでのICOは南米の南部諸国を主な対象とするが、まだ準備の初期段階にある。ブラジルに派遣された調査チームは、事業のニーズが大きく、成功の機会にも恵まれる可能性があると報告している。貯水池の管理、排水のバイオソリッドの農業への利用、産業汚染の防止、コミュニティを主体とした水質監視などの分野のニーズが大きいと見られる。
ブラジル国立科学技術開発評議会(CNPq)もこのコンセプトを支持しており、同評議会のジョゼ・トゥンディシ会長はUNU/INWEHの諮問委員会副議長である。
ブラジルにICOを設立する手続きは年末までにすべて完了する予定。
UNU/INWEHの新しいパンフレット
UNU/INWEHの新しいパンフレットが英語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、アラビア語で発行されています。ご希望の方は下記にご連絡下さい。
UNU/INWEH
McMaster University
John Hodgins Engineering Building
Room JHE A416
1280 Main St. W.
Hamilton, Ontario, Canada L8S 4K1
電話:905-525-9140(内線24517)
ファックス:905-529-4261
インターネット:contact@inweh.unu.edu
また国連大学のホームページ(http://www.unu.edu)でもINWEHの情報が参照できます。
|
|