2004年08月18日
UNU/J29/04
 
 

 

国際会議「グローバリゼーションと無形文化遺産−その機会、脅威と挑戦」の開催


有形文化財の保護については、既に世界遺産条約が成立していますが、無形文化遺産については、拘束力のある多国間協定は存在しませんでした。そこで、これまで民族文化財、フォークロア、口承伝統などと呼ばれてきた無形の文化を人類共通の遺産ととらえ、国際条約という法的枠組みで保護することを目的に、「無形文化遺産保護条約」が2003年のユネスコ総会で採択されました。

国連大学ではこの無形文化遺産に注目し、来る8月26日(木)と27日(金)、ユネスコ(国連教育科学文化機関)との共催で国際会議「グローバリゼーションと無形文化遺産−その機会、脅威と挑戦」を開催します(於:国連大学本部、後援:外務省・文部科学省、同時通訳付)。

 基調講演には、グリーンランドのラスムセン文化教育科学宗教大臣や、インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙のスーレン・メリキアン芸術部長、堤清二・セゾン財団理事長らをお招きし、無形文化遺産*が直面している現下の状況や課題についてご提起頂きます。その後、各国から参加するパネリストの皆様に、世界規模で進むグローバリゼーションの中で無形文化遺産をいかに守るか、無形文化遺産を含めた文化の多様性を発展させていく上で、何がプラスまたはマイナスの影響をもたらすのかにつき、3回のラウンドテーブル形式にわけてご討議頂きます。また、二日目には、無形文化遺産に登録されたモンゴルの馬頭琴の演奏も予定されています。

 報道関係各位による取材申込みについては、広報部・望月宛(03-3499-2811)お問合せ下さい。傍聴ご希望の方は、別添または国連大学HP(http://www.unu.edu/hq/japanese/news/index.html)にて詳細ご参照の上、事務局宛(FAX:03-3499-2828、E-mail: globalization2004@hq.unu.edu)にお申込み下さい。申し込み受付中です。

[プログラム]


*ユネスコは条約に先立ち、世界の伝統的文化の表現形式や文化空間を「人類の口承及び無形遺産の傑作」として選定・発表し、その保存に取り組んでいます。日本からは既に能楽と人形浄瑠璃文楽が登録され、2005年には歌舞伎が選定される予定です。