2003年3月18日
UNU/J03/03
 
 

 

ノーベル化学賞受賞者のアハメッド・ズウェイル教授
4月15日に国連大学で講演
第5回ウ・タント記念講演会


「ウ・タント記念講演」シリーズは、21世紀に世界が直面する問題の解決に向けて、国連の果たすべき役割を探る試みです。第5回講演は、1999年度ノーベル化学賞受賞者のアハメッド・ズウェイル教授が「私達の世界の将来」について講演することが決まりました。この講演シリーズでは、これまで、マレーシアのマハティール・ビン・モハマド首相、南アフリカ共和国のターボ・ムベキ大統領、米国のウィリアム・J・クリントン第42代大統領、および、1970年度ノーベル平和賞受賞者で「緑の革命の父」とされるノーマン・ボーローグ博士が講演を行っています。

■第5回講演
日時: 4月15日(火)午前10時30分から正午まで
場所: UNハウス(国連大学ビル)3階のウ・タント国際会議場
講師: アハメッド・H.・ズウェイル教授
テーマ: 「私達の世界の将来」
主催: 国連大学・国連大学高等研究所・日本学術会議 (日英同時通訳付き)

ズウェイル教授は国際的に著名であり、世界各地で100を超える褒賞、有功勲章及び国家勲章を受けています。母国エジプトでは、国家最高の名誉である「ナイル大頚章(Grand Collar of the Nile)」を授章したほか、その科学と人類への貢献を称えた郵便切手も発行されています。1999年度ノーベル賞は、フェムトサイエンスという新たな科学の分野の発展における画期的な功績に対して授与されました。ズウェイル教授の研究により、個々の原子の動きをフェムト秒(千兆分の1秒)単位で観察することが可能になったのです。このような革新は文字どおり、物質に対する私達の考え方を根本的に変えるもので、ハイテクや生命科学の分野で大きな将来性を秘めています。

ズウェイル教授は現在、米国カリフォルニア州パサデナにあるカリフォルニア工科大学でライナス・ポーリング記念化学講座教授、物理学教授及び分子科学研究所長を務めています。教授はさまざまな科学分野での執筆活動に加え、世界各地で自らの新世界秩序のビジョンに関する講演を行い、ますます多くの持たざる人々に利益をもたらす具体的な指針を提供しています。

■故ウ・タント国連事務総長と記念講演
故ウ・タント国連事務総長は1969年9月15日、第24回国連総会への年次報告の冒頭で「国連憲章が定める平和と進歩への貢献を目的とする、真の国際的な大学」の創設を提唱し、これが国連大学の創設への流れを作りました。この構想にいち早く関心を示した日本政府の熱心な誘致によって、国連大学は1975年に東京で活動を開始し、2000年には創設25周年を迎えました。故ウ・タント事務総長を記念して、国連大学と国連大学高等研究所が主催してきた「ウ・タント記念講演」シリーズは、国際的な知識と叡智の交流の場となり、地球が抱える重要課題への深い理解と創造的な解決策を生み出す場となることを目指します。

■取材
講演の後に質疑応答の時間が設けられています。取材をご希望の場合、また詳細については国連大学広報部へご連絡ください。講演は一般公開されますが、事前の申し込みが必要です。

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国連大学広報部:
     電話:(03)5467-1243/1246、FAX:(03)3406-7346