2002年9月3日
UNU/J35/02
 
 

 

ノーベル賞平和賞受賞のノーマン・ボーローグ博士が国連大学で10月1日に講演
国連大学の第4回ウ・タント記念講演会


国連大学と国連大学高等研究所が昨年から実施している「ウ・タント記念講演」シリーズは、21世紀に世界が直面する問題の解決に向けて、国連の果たすべき役割を探る試みです。第4回講演は1970年度ノーベル平和賞受賞者ノーマン・E・ボーローグ博士が「農業と平和―21世紀の人類のため科学と技術が食糧供給で果たす役割」について講演することが決まりました。このシリーズでは第1回にマハティール・マレーシア首相、第2回にムベキ南アフリカ共和国大統領、第3回は米国のクリントン前大統領が講演しています。

■第4回講演

−日時: 10月1日(火)午前10時30分から正午
−場所: UNハウス(国連大学本部ビル)3階のウ・タント国際会議場
−講師: ノーマン・E・ボーローグ博士
−テーマ: 「農業と平和―21世紀の人類のために科学と技術が食糧供給で果たす役割」

ボーローグ博士は小麦生産の制約を克服した革新的な業績で知られています。メキシコで過ごした16年間に、収穫量の大きい小麦変種を開発、これは病害に強く、各種の気候条件下でも成育します。これらの穀物タイプは、改善された管理方法とあいまって農業生産を飛躍的に増大させ、1960年代に「緑の革命」の口火を切りました。食糧増産は何億人もの飢餓を緩和し、その結果、ボーローグ博士は歴史上のどの人物よりも多くの生命を救った、と認められています。ボーローグ博士は笹川アフリカ協会の会長に就任、サハラ以南のアフリカにおける「笹川グローバル2000」農業プロジェクトの指導者となり、こうした努力によってサハラ以南15カ国で、数百万農民の食糧増産を支援してきました。

■故ウ・タント国連事務総長と記念講演
故ウ・タント国連事務総長は1969年9月15日、第24回国連総会への年次報告の冒頭で「国連憲章が定める平和と進歩への貢献を目的とする、真の国際的な大学」の創設を提唱し、これが国連大学の創設への流れを作りました。この構想にいち早く関心を示した日本政府の熱心な誘致によって、国連大学は1975年に東京で活動を開始し、2000年には創設25周年を迎えました。故ウ・タント事務総長を記念して、国連大学と国連大学高等研究所が主催する「ウ・タント記念講演」シリーズは、国際的な知識と叡智の交流の場となり、地球が抱える重要課題への深い理解と創造的な解決策を生み出す場となることを目指します。

■取材
講演の後に質疑応答の時間が設けられています。取材をご希望の場合、また詳細については国連大学広報部へご連絡ください。講演は一般公開されますが事前の申し込みが必要です。

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国連大学広報部
     電話:(03)5467-1243/1246、FAX:(03)3406-7346