マレーシアで「内分泌撹乱化学物質」国際シンポジウム
国連大学、島津製作所の環境研究プロジェクト第2弾
国連大学はマラヤ大学との共催で4月17、18の両日、クアラルンプールのマラヤ大学で内分泌撹乱化学物質(環境ホルモン)に関する国際シンポジウムを開催します。このシンポジウムは1999年4月から3年計画で開始された、国連大学と株式会社島津製作所による「東アジア沿岸域における環境監視と分析技術」プロジェクトの一環として開催されるものです。
このプロジェクトは東アジア地域の飲料水、土壌、食糧、大気などに含まれる化学物質の汚染濃度測定に必要な、分析技術の標準化を目標としています。島津製作所はプロジェクト発足以来、資金と分析業務の両面で積極的に協力してきました。中国、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムなど、東アジア各国の研究機関が参加、共通の環境問題に取り組んでいます。
今回のシンポジウムでは、東アジア沿岸域における内分泌攪乱化学物質による汚染と、その生態系への影響が討議されます。河川や沿岸地域は陸地からの多様な汚染物質の流出によって汚染される危険が高く、特に東アジアでは工業化の進展と大量の農薬使用によって、その危険の増大が指摘されています。
シンポジウムでは国連大学学術顧問の不破敬一郎博士、鈴木基之副学長らがプロジェクトの目標と計画を紹介し、続いて各国を代表する研究者が現地調査の結果や汚染源、汚染物質の生物体内への蓄積などさまざまな側面から、現状を報告します。米国環境保護局、カリフォルニア大学バークレー校、日本の国立環境研究所、国立医薬品食品衛生研究所、東京大学海洋研究所、メッシナ大学(イタリア)などの研究者も参加し、シンポジウムの最後には計画ワークショップが開かれ、今後のプロジェクトの展開について意見を交換します。
このプロジェクトは国連環境計画が実施している「陸上活動から海洋環境を保護するための地球規模行動プログラム(GPA)」に貢献するもので、国連大学が実施中の他のプログラム、たとえば国連大学、岩手県、東京大学海洋研究所による「海洋・沿岸環境の国際研究協力プログラム」とも密接なかかわりを持っています。
* * *
報道関係各位の多数のご参加をお待ち申し上げます。取材および詳細については、国連大学広報部にお問い合わせ下さい。
国連大学広報部
Tel. (03) 5467-1243, -1246; Fax (03) 3406-7346
|