Q3.今、(関係がないかもしれませんが)世界の森林はどのくらい、さんせいうでかれているのでしょうか?
どれくらい世界の森林が、酸性雨によって枯れているかを測る試みが、いろいろ報告されています。ここでは、いくつかの国の酸性雨による森林破壊(ダイ・バック;植物が次第に枯れて根だけになってしまう事を言います)の報告を簡単に紹介します。
〜ヨーロッパの場合〜
イギリスでは65%以上、ドイツ(旧西ドイツ地方)、オランダ、スイスなどの地方では50%以上の森林が酸性雨による被害を受けているようです。ドイツでは、森林破壊の被害額だけでも 毎年、500億円以上にのぼるそうです。
〜アメリカ大陸の場合〜
アメリカ、カナダなど北米大陸ではすでに3万6000平方キロメートル(九州と同じくらい)を超える森林に木が育ちにくくなったり、枯れてしまったりする被害が起こっているようです。特にメープルシロップの原産地であるカナダのケベック州では1987年に90%の木が枯れる大被害が報告されました。
〜国連の取り組〜
酸性雨と森林破壊について、世界的な取り組をする大切さが国連加盟国の間で話し合われ、1992年にはブラジルのリオ・デジャネロで国連環境と開発会議(リオ会議とも言われます)が開かれました。会議では21世紀へ向けて各国の環境を守りつつ、開発を進めていくための計画「アジェンダ21(Agenda21)」が作くられました。それぞれの国がアジェンダ21をつくり、国内はもちろ隣国とも協力しながら行動しています。酸性雨の問題は、長い間先進国(代表的に日本やアメリカ、ヨーロッパなど経済力によって世界を引っ張っている国々)の問題とされていましたが、最近では開発途上国(先進国よりは遅れをとっているが頑張って追いつこうとしている国)でも問題が広がっています。世界の国々と国連との取り組は1997年に「リオ・プラス5会議」、そしてリオ会議から10年後にあたる来年2002年には「リオ・プラス10」として、南アフリカのヨハネスブルグで開催される予定です。
全世界を対象にした酸性雨の研究は、これからどんどん盛んになってくると思いますので、皆さんも興味があれば自分で調べてみてはどうですか?以下はそんな環境問題や酸性雨について興味を持った人達へのリンク集です。是非、活用して少しでも環境問題と国連に興味を持っていただければ嬉しく思います。
1.エコライフガイド / http://www.ecoclub.co.jp/Rain/
環境問題について何も知らない人でも、分かりやすくガイドしてくれるホームページです。「酸性雨や森林の減少の問題」では、酸性雨問題の入門書のようにやさしく、分かりやすく書かれています。
2. たった一つの地球のために
http://www.tennoji-h.oku.ed.jp/tennoji/tec&home/pro/kankyo98/hyosi.htm
二年生の環境に関する作文が掲載されています。もちろん、酸性雨についても載っていますので、参考までに読むと分かりやすくて面白いとおもいます。
3.Rain/Forest21 / http://www.ecoclub.co.jp/Rain/
酸性雨の測定や、世界中から雨や土の測定結果をホームページに書き込んで、みんなでデータを共有するという画期的なホームページです。誰でも参加できるようです。
4.岩手県酸性雨調査 / http://rain.mcon.ne.jp/
ここでは、岩手県の90の小・中・高校が参加している地域ぐるみの酸性雨問題の取り組方が具体的に書かれています。地元の学校が連携し、環境問題への熱意が感じられるホームページです。
5. POOK IN THE WORLD / http://www.unic.or.jp/Pook2002/index.html
こちらは “Pook in the World” (世界のプーク)と言う子供向けに作られた、国連の活動を紹介するページです。プーク(実は女の子)と一緒に、冒険をしながら国連の事について是非色々と学んで下さい。簡単なロール・プレイングゲーム感覚のページです。