ラメシュ・タクール
Ramesh Thakur

国際連合大学 上級副学長
「平和とガバナンス」担当

1998 -   

1998年4月1日付で国連大学副学長に就任したラメシュ・タクール教授は、政治学者で平和問題の研究者であり、国連大学の学術部門上級スタッフとして「平和とガバナンス」プログラムを担当する。

タクール教授は1948年11月23日にインドに生まれた。カルカッタ大学卒業後、カナダのクイーンズ大学で政治学博士号を取得した。1980年にニュージーランドのオタゴ大学政治学部講師となり、その後準教授、教授に就任した。同学部学部長の経験もある。

オタゴ大学での16年間の研究生活の間に、タクール教授は以下の大学行政上の功績を残している。一つは毎年開催されたオタゴ外交政策スクールで、ニュージーランドにおける外交政策のフォーラムとして有名である。第二はアジア研究についての学際的な専攻学科を設けたこと、第三は大学拡張のためのパネルの議長を務めたことである。

タクール教授は1995年にオーストラリア国立大学平和研究所長に就任、政策指向の研究やワークショップ、普及活動に従事した。核不拡散条約検討拡張会議、包括的核実験禁止条約、地雷禁止のための国際的キャンペーンなどがその例に挙げられる。同教授はまた、核兵器廃絶キャンベラ委員会の顧問を務めた。

その間に、同教授はニュージーランドやオーストラリアで多くの政府機関に協力した。ニュージーランドでは、軍備管理軍縮相が議長を務める公式機関の軍縮軍備管理公共諮問委員会のメンバーとして、政府に安全保障問題で助言した。現在はオーストラリア国家平和軍縮諮問委員会のメンバーである。また、国際太平洋カレッジ国際関係学部で、ニュージーランド学位審査機関の外部調整官として協力している。

多くの平和関連の論文を発表、14冊の著書のほか、1996年にジャカルタで開かれた核不拡散に関するARFトラックIIセミナーの論文集などを発表している。発表論文は100編を超え、インターナショナル・ヘラルドトリビューン、アジアン・ウォールストリートジャーナル、オーストラリアン・フィナンシャルレビューなどにも寄稿した。

ベルナデット夫人との間に2子がある。

近著:

  • Enhancing Global Governance: Towards a New Diplomacy? (2002)
  • From Civil Strife to Civil Society: Civil and Military Responsibilities in Disrupted States (2003)
  • South Asia in the World: Problem Solving Perspectives on Security, Sustainable Development, and Good Governance (2004)
  • Broadening Asia’s Security Discourse and Agenda: Political, Social, and Environmental Perspectives (2004)

    HOsME