国連大学、大学本部と岩手県で
国際会議「人間と海」を開催

国連大学は東京大学海洋研究所、岩手県と共催で、10月29日から11月2日まで、東京渋谷の国連大学本部や岩手県盛岡市、釜石市で国際会議「人間と海」を開催します。海洋は地球上の生命や持続可能な開発に重要な役割をになっており、国連は今年を「国際海洋年」として海洋の重要性をアピールしています。今回の国際会議はこの国際海洋年を記念し、世界的に重要な研究フィールドである三陸海岸を持つ岩手県と国連大学とを結んで、海洋の諸問題を話し合うユニークな国際会議です。

会議は二部に分かれ、第一部の国際シンポジウム「人間と海」は10月29日(木)午前10時から午後5時40分まで、国連大学で「人間と海とのかかわり」、「外洋・沿岸環境に対する活動」などをテーマに行われます。 J・A・ファン・ヒンケル国連大学学長の挨拶の後、フランソワ・ドゥマーンジュ・モナコ海洋博物館館長、平啓介東京大学海洋研究所長などが座長となって、討議を進めます。

第二部国際海洋環境シンポジウム「海洋汚染と生物多様性」は、10月30日(金)に国連大学、11月1日(日)に盛岡市岩手県立大学、同2日(月)に釜石市三陸・海の博覧会記念館で開催されます。ロバート・L・ブラウネル博士(米国立海洋水産機構)や宮崎信之東大海洋研究所大槌臨海研究センター長などが座長となって、問題が深刻化している海洋汚染の問題を協議します。

会議では特に沿岸資源の管理、地球的・地域的な海洋汚染、それが海洋の生物多様性に及ぼす影響などについて、世界各国の専門家が意見を述べ、国際的な規模での海洋環境研究の強化について行動計画を提言します。この国際会議は国連教育科学文化機関(ユネスコ)、国連環境計画(UNEP)の後援で開かれるものです。

英語・日本語の同時通訳がつきます。報道関係者の取材を歓迎いたします。会議初日のプログラムを添付します。

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詳細については、国連大学広報部にお問い合わせ下さい。
電話:(03) 5467−1243、−1246    FAX: (03) 3406−7346

プ ロ グ ラ ム

日時: 1998年10月29日(木)
会場: 国際連合大学(東京)、3階 国際会議場
座長: 寺崎 誠(東京大学海洋研究所教授)

開会挨拶
10:00-10:30 J・A・ファン・ヒンケル(国連大学学長)
増田 寛也(岩手県知事)
平 啓介(東京大学海洋研究所所長)

基調講演
座長: 鈴木 基之(国連大学副学長)
10:30-11:10K−1「海とともに歩んだ人類」
フランソワ・ドゥマーンジュ(モナコ海洋博物館/モナコ)
11:10-11:50K−2「我々にとって不可欠な海洋環境」
テルトゥ・メルバサロ(国連環境計画)

座長: 平 啓介(東京大学海洋研究所所長)
11:50-12:30K−3「UNCLOSとUNCED 92 による新たな
海洋管理に向けた国際協力」
グンナル・クルレンバリ(国際海洋研究所)
12:30-14:00 昼食

Part1外洋・沿岸環境に対する活動
座長: 小池 勲夫(東京大学海洋研究所教授)
14:00-14:40I−1「海洋科学の国際動向」
半田 暢彦(愛知県立大学教授)
14:40-15:20I−2「自然災害防止のための海岸工学」
首藤 伸夫(岩手県立大学教授)
座長: 大和田 紘一(東京大学海洋研究所教授)
15:20-16:00 I−3「沿岸閉鎖水域における環境保全」
岡市 友利(香川大学名誉教授)
16:00-16:20休憩
16:20-17:00I−4「東南アジア諸国における沿岸環境
汚染防止」
チョーブ・ケンナーク(カセサート大学/タイ)
座長: 宮崎 信之(東京大学海洋研究所大槌
臨海研究センター長)
17:00-17:40 I−5「天然資源の持続可能な管理:国連大学の
研究と将来計画」
ユハ・I・ウイット(国連大学学術審議官)

(英語と日本語の同時通訳あり。)