2002年12月19日
UNU/J54/02
 
 

 

インターリンケージ・パブリックフォーラム
アジア・太平洋地域14カ国における環境ガバナンス


国連大学は、東南アジア諸国連合(ASEAN)事務局、日本の環境省、(財)地球環境戦略研究機関(IGES)、マレーシア国際戦略問題研究所(ISIS)、南太平洋地域環境計画(SPREP)、国連開発計画パプアニューギニア事務所(UNDP/PNG)と共催で「インターリンケージと環境ガバナンスのためのパブリックフォーラム―アジア・太平洋における国家・地域戦略と前進」を2003年1月21日にUNハウス(国連大学ビル)で開催します。

当日は2001、2002年に実施されたアジア・太平洋地域における環境ガバナンスの国・地域両レベルの事例研究の成果発表とともに、将来の展望やフォローアップ事業についても説明されます。これらの研究は国連大学のインターリンケージ・イニシアチブの一環で、これは現在の環境管理システムにおける利点、欠点、そして努力課題を見つけ出すことを目的としています。また、国家および地域レベルにおける持続可能な開発の手立て、特に多国間環境条約の効果的で効率的な実行促進もこのイニシアチブの目標です。

事例研究では、太平洋地域においてはパラオ、バヌアツ、クック諸島、パプアニューギニアや、さらにASEANのメンバー諸国10カ国(ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)を扱いました。この研究では、交渉、戦略的計画づくり、法的枠組み、財政的構造、情報管理、協議と調整、能力開発、意識の向上と教育、NGOの参加、といった様々な環境ガバナンスのプロセスにおける諸要素を調査しました。

国連大学は「持続可能な開発に関する世界首脳会議」への準備段階やフォローアップに貢献するということで、1999年にインターリンケージ・イニシアチブを開始しました。アジェンダ21で種々の問題の相互連関が強調されていることも踏まえつつ、環境問題においては相乗効果を持たせたより一貫性のある対応が必要であると考えます。問題解決への相互連関したアプローチは、解決の実現可能性を検討するためのみならず、副次的な活動にとっての必要性を強調する上でも必要なものとなります。事例研究の詳細およびイニシアチブ全体に関する情報については、ウェブサイトhttp://www.unu.edu/inter-linkagesをご参照ください。

フォーラムでは、ASEAN事務局事務局長補佐兼環境部長ラマン・レチュマナン博士、SPREP法律顧問ジャック・モーゲット博士、UNDP/PNG駐在代表補佐ジョセフ・トゥリア氏、ISISマレーシア副所長フィリップ・マシューズ氏、オーストラリア国立大学のショーナ・ドッズ氏、(財)地球環境戦略研究機関(IGES)のアンドレア・デリ氏、そして国連大学所属研究者のジェリー・ベラスケス、ウリ・ピーストなど、同地域における環境ガバナンスの理論と実践両面における中心人物による講演が予定されています。(日英同時通訳付き。プログラム[PDF]) 報道関係者多数のご参加を歓迎いたします。

お問い合わせは国連大学広報部へ。:
      電話:(03)5467-1243、1246    FAX:(03)3406-7346