2002年12月6日
UNU/J51/02
 
 

 

国連大学とカナダ大使館、ICISS報告書「保護の責任」に関するセミナー共催


国連大学と在日カナダ大使館は12月16日(月曜日)、介入と国家主権に関する国際委員会(ICISS)の報告書「保護の責任」に関する半日のセミナーを開催します。東京のUNハウスで午前9時30分に開会するこのセミナーには、国際の平和と安全、紛争の予防および人権に関わる政策立案者、学識者、アナリストおよび実務者が参加し、国家と国際社会が一般市民を保護する責任について話し合います。

過去10年間、世界では内戦、戦争犯罪、人道危機、さらに最近では凄惨なテロリズムが波のように押し寄せてきました。国家主権には、個人にとっての正義と安全を確保する責任が伴うとする原則が国際的に幅広く認識されるにつれ、国家がこの責任を全うする能力あるいは意志をもたない場合、この責任は国際社会が担わなければならないという認識も高まっています。崩壊国家がその国境をはるかに越えて、安定と安全への脅威をもたらし得ることは明らかです。

集団安全保障に関する議論を進め、「人道的介入」という課題を再考する取り組みの一環として、カナダは2000年9月、独立機関としてICISSを設立しました。同委員会は2001年12月、その報告書「保護の責任」を国連関係機関に正式に提出しました。コフィー・アナン事務総長はこれを受け、同報告書を5月の安全保障理事会の私的な年次懇談会の検討事項に含めました。国連が世界各地の政府、専門家およびNGOとともにこのイニシアチブのフォローアップに向けた取り組みを組織する中で、12月16日のセミナーは、国際社会が果たすべき人的保護の役割に関するグローバルなコンセンサスを醸成する上で、世論の啓発と関与を促す初の国内的努力の一つとなります。

セミナーには、ICISS共同議長で元オーストラリア外相のガレス・エバンス氏、カナダ外務・国際貿易省グローバル問題局局長のマリー・ジェルベ-ビドリケール女史、外務省総合外交政策局審議官の小田部陽一氏、駐日オーストラリア大使で元駐インドネシア・元中米大使のジョン・マッカーシー氏、およびICISS委員でもあるラメシュ・タクール国連大学副学長などがスピーカーとして出席します。

報道関係各位の多数のご参加をお待ち申し上げます。

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