2002年9月3日
UNU/J34/02
 
 

 

国連大学、水源の持続可能な管理に関する国際会議をナイロビで共催


国連大学は、2003年の国際淡水年の準備活動の1つとして水源の持続可能な管理に関する国際会議をケニアのナイロビで開催するため、国連諸機関との協力を進めています。9月5日から8日にかけてナイロビの米国国際大学(USIU)アフリカ校で開かれるこの会議は、国連大学、ユネスコ、国連人間居住センター(UN-HABITAT)、国連環境計画(UNEP)およびUSIUの共同主催により開催されます。

会議では、水源環境に関する特殊な問題が検討されます。水源環境とは、すべての河川湖沼に水を供給する源と捉えられ、自然の生物多様性と独特の生物生息地・生態系の維持にとって重要な役割も果たしています。水源地はしばしば、高い山の最も人里離れた分水界地域に位置し、多くは主要な人口集中地域からは隔絶されています。しかし今日では、農業、林業、鉱業、観光、水力発電といった開発活動の最前線に立っている水源地域も多く、そのために水源地独特の豊かな生産性、特異性、清浄さが危険にさらされています。水源地域の環境が損なわれると、水質や水文学上の条件、自然資源の供給などの変化を通してすぐに下流地域に影響を及ぼし、社会的な圧力や生計の破綻などの問題にもつながります。

水源の持続可能な管理に関する国際会議は、水資源管理の学術的および応用的な側面に焦点を置きながら、国際的かつ学際的な討論の場を提供するものです。NGO、地元関連団体、関連国際機関、研究者、災害対策の専門家、土地管理に実地で関わる人びと、政策決定者等の間の橋渡しをし、それぞれの考えや知識を共有できるようにすることを目的としています。この会議の参加者は、土壌浸食、自然災害、開発過程により引き起こされる問題について話し合い、水源地域の持続可能かつ自立的開発を促進する土地管理方法の促進及びその評価に貢献することを目指します。また会議は、土地管理、環境保護、景観再生の実践的方法と政策を発展的に考える場となることが期待されています。

* * *

詳細については国連大学広報部にお問い合わせください。
     電話:(03)5467-1243/1246、FAX:(03)3406-7346