2002年8月28日
UNU/J32/02
 
 

 

国連大学、ヨハネスブルクサミットに向け、持続可能な開発のための科学技術に関する「グローバル学習空間」を提案


国連大学は、今週から始まった南アフリカ・ヨハネスブルクでの持続可能な開発に関する世界サミットで、持続可能な開発のための教育と科学技術を促進する新たなキャンペーンを発足させます。国連のシンクタンクとして位置付けられる国連大学は、前回1992年のリオデジャネイロでの地球サミットで定められた持続可能な開発目標を達成するためには、グローバルな規模で教育をさらに重視することが不可欠だとしています。

 国連大学は、ヨハネスブルクサミットで、開発途上国の教育機関が持続可能な開発に向けて果たす役割を前進させるため、科学技術に関する新たな「グローバル学習空間」(global learning space)の設立を求めています。この学習空間は、国際的学界、高等教育機関および政策立案者が協力し、持続可能な開発に向けた科学技術の応用を活性化および維持するために必要な人材基盤(開発途上国の教育者、専門職員および研究者)の育成を図るものです。具体的な活動としてはカリキュラム開発、南北間のネットワーク作り、教育計画・政策の戦略的策定、問題重視型の科学研究・学習能力の構築、および、その他のプログラムがあげられます。

 このイニシアチブはヨハネスブルクサミット以降、国連大学、国連大学高等研究所、および、グローバルな学術機関のネットワークが主導することになります。

ハンス・ファン・ヒンケル国連大学学長は「持続可能な開発に向けて前進する上で不可欠な役割を果たすという意味で、持続可能な開発のための科学技術に関する新たなグローバル学習空間の設置は急務である」と語っています。

「科学技術教育促進への真摯な取組みは、経済成長と開発、保全と環境保護との間の緊張状態を解くためにも極めて重要だ。教育基盤、特に科学技術基盤の拡大もまた、国家間の成長格差を縮めるために不可欠である」とファン・ヒンケル学長は付け加えます。

国連大学は、8月26日から9月4日にかけてヨハネスブルクで開かれる「科学技術・革新フォーラム」(Forum for Science, Technology and Innovation)で、科学技術、政策および教育関係のパートナーに対し、このグローバル学習空間の推進を呼びかけることになっています。

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