2001年10月25日
UNU/J31/01
 
 

 

貴重な国際的湖水の管理問題を検討
国連大学が第9回世界湖沼会議でワークショップ開催


国連大学は来る11月14日、滋賀県大津市でワークショップ「国際的水系の重要な要素としての湖水と貯水池」を開催します。これは11月12日から5日間、同市で開かれる第9回世界湖沼会議に関連する企画の一つです。

国際河川システムの管理手段についてはさまざまな議論がありますが、国際的水系としての湖水の性質についてはよく知られていません。世界の大きな湖水の多くは、複数の国に接していますが、水質や湿地の生態系、地域の動物相や植物相、集水池などが主に議論の対象になってきました。今回のワークショップの主な目的は、環境と社会経済的開発の調査をはかるために、国際的湖水をどのように管理するかを検討し、方向を見出すことにあります。

ワークショップのもう一つの目的は、大津市に置かれている国際湖沼環境委員会(ILEC)が提唱している世界湖水ビジョンの策定に寄与することです。この世界湖水ビジョンは将来における湖水管理指針となるべき文書で、国連大学はこの策定作業のために国際水系管理についての経験と知識を生かし、責任を果たして行く計画です。今回のワークショップは国連大学が世界湖水ビジョン策定プロセスに参加する最初のステップと言えます。

ワークショップは14日午後7時から大津市大津プリンスホテルで開かれ、鈴木基之・国連大学副学長の基調講演に続いて、高橋裕・国連大学上席学術顧問、ジョゼ・G・トゥンディシ・国際生態学研究所教授(ブラジル)、クリス・H・D・マガザ・カリバ湖研究所教授(ジンバブエ)、ゲナディ・N・ゴルベフ・モスクワ大学教授(ロシア)、リボル・ヤンスキー・国連大学学術審議官、中山幹康・東京農工大教授、ユハ・ウィット博士(地球環境ファシリティー事務局)などが国際的湖水をめぐる諸問題について発言します。(同時通訳は付きません。プログラム [PDF/MS WORD])

報道関係者のワークショップ取材を歓迎いたします。
お問い合わせは、国連大学広報部へ:
電話 (03) 5467‐1243/1246、Fax (03) 3406‐7346