国連大学、ソウルで国際シンポジウム
沿岸水圏の環境ホルモン汚染を討議
国連大学は4月16、17の両日、ソウル国立大学ホアム会議ホールで環境ホルモン(EDC = 内分泌撹乱化学物質)による汚染に関する国際シンポジウムを開催します。「産業とEDC汚染」と題するこのシンポジウムは、国連大学、韓国海洋研究院、韓国光州科学技術院との共催によるもので、国連大学の東アジアにおける沿岸水圏環境汚染とガバナンス プログラムの第3回シンポジウムに当たります。沿岸水圏とは、地域の淡水および海洋の沿岸環境とそこに棲息する自然生物資源を意味します。
EDC(環境ホルモン)とは、人間や動物の新陳代謝、成長、生殖などの正常な機能を阻害するおそれのある、さまざまな化学物質を言います。EDCは自然界で劣化しにくいため、長期間にわたって環境中に存在し、食物連鎖を通じて高いレベルまで蓄積されます。急速な産業の発展と、農業の農薬への高い依存のため、東アジアの沿岸水圏ではそのリスクが高まっており、数種類の動物種、特に水圏では、食物連鎖の頂点にある海洋ほ乳類がEDCによる健康への悪影響を受けています。
今回の2日間のシンポジウムには、韓国のEDC研究の指導的な学者、海外の専門家が集い、日本の国立環境研究所、カナダ環境省、欧州委員会、カリフォルニア大学、東京農工大学などの研究者が参加します。EDC汚染問題に関する最新の研究成果が明らかにされるとともに、産業やその他の地上の汚染源が東アジアの沿岸地域に与える影響などを検討します。
また中国、日本、韓国、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムなどの研究者が、各国の沿岸汚染の現状について報告します。これは国連大学の沿岸水域における環境管理プログラムの一環をなすものです。このプロジェクトは株式会社島津製作所の支援によって実施されており、シンポジウムの後、神奈川県秦野市にある同社東京カスタマサポートセンターで3日間の研修ワークショップ(4月19―21日)も実施されます。
シンポジウムのプログラム(HTML/MS WORD)を添付いたします。シンポジウムは英語で行われ、一般にも公開されます。
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