2001年1月15日
UNU/J01/01
 
 

 

人道的危機における協力ついての包括的国際会議
国連大学、欧州連合が開催


国連大学と欧州連合(EU)駐日欧州委員会代表部は世界の緊急な課題に関する国際会議を共同開催して行くことに合意しており、その初めての試みとして1月25、26の両日、東京渋谷の国連大学本部ウ・タント国際会議場で、国際会議「人道的危機におけるパートナーシップ:紛争の予防・管理・解決 ― 包括的アプローチに向けて」を開催します。外務省、朝日新聞社の後援で開催されるこの会議の主な目的は、国際社会が直面している人道的危機について、国際社会の対応を改善するための改善案を提言し、同時に一般の関心を高めることにあります。

1990年代の世界各地の紛争、戦争による死者は500万人を、また難民、国内移住、亡命などの災禍を受けた人々は1800万人を超えています。この数字を見ただけで、悲劇がいかに広がっているかを知ることができます。さらに内戦の影響が国内にとどまらず、地域や国際的な平和や安定に悪影響を及ぼすこともしばしばです。こうした悲劇は人間の尊厳に対する侮辱であり、世界が緊急に取り組まねばならない課題と言えます。

2000年サミットに際しての宮崎外相会議の「宮崎イニシアチブ」でも、紛争予防の包括的アプローチが表明され、紛争前から紛争後に至るまでのすべての段階で、紛争予防の一貫した努力が必要であることを訴えていました。今回の会議では複雑な様相を呈している人道的危機について、紛争の予防・管理・解決の観点から問題点と課題を具体的な実例をもとに検討し、最終セッションで中心議題である「人道的危機におけるパートナーシップ」について、パネル討議を行います。会議には日本、欧州連合、国連機関、その他の国際機関、NGO、学識経験者、報道機関などから関係者が参加、活発な討議が進められます。

初日の25日(木)には、荒木清寛 外務副大臣、ハンス・ファン・ヒンケル国連大学学長、オブ・ユールヨーゲンセン駐日欧州委員会代表部代表大使が開会のあいさつを述べ、続いてポール・ニールソン欧州委員会開発・人道援助担当委員が基調講演を行います。同日の討議はセッション1「紛争予防」とセッション2「紛争管理」で、2日目の26日(金)にセッション3「紛争解決」とパネル・ディスカッションが行われます。

主なスピーカーとして、明石康 日本予防外交センター会長、緒方貞子 前国連難民高等弁務官、BBC英国放送協会のファーガル・キーン氏、グレニス・キノック欧州議会議員、住川治人 朝日新聞論説副主幹、マリ・フィツダフ紛争解決・民族問題国際プログラム(INCORE)ディレクター、デビッド・マローン米国国際平和研究所所長をお迎えします。

報道関係各位のご出席を歓迎いたします。両日とも英語・日本語の同時通訳がつきます。ご参考までに会議のプログラム[WORD/HTML]を添付いたします。

なお、この会議に関連して国連諸機関とEUは「人間の安全保障」を考える合同展示会を24日から国連大学本部ビル1−2階で開催します。展示会は一般公開で入場無料です。


お問い合わせは:
国連大学広報部:電話 (03)5467-1243/1246、FAX (03)3406-7346
駐日欧州委員会代表部:電話 (03)3239-0441、FAX (03)3261-5194