2002年7月4日
UNU/J29/02
 
 

 

国連大学、新たな国際森林プロジェクトに着手
7月1日からリトアニアで国際シンポジウム開催


国連大学は2002年7月1日から3日までの3日間、リトアニア農業大学(カウナス)で、欧州森林研究所、ヨエンスー大学シルバ・ネットワーク(フィンランド)、リトアニア農業大学などとの共催で、新プロジェクト「経済体制移行諸国(CIT)の国家森林計画における研究と能力開発」の第一歩となる国際シンポジウムを開催しました。環境保全および経済体制移行プロセスに関連した国家森林計画の開発と実施の現状を明確にすることを目的とするこのシンポジウムには、東欧・中央アジアのCIT諸国から、大学、研究機関、政府、産業関係者ら多数が参加しました。

東欧、中央アジアの旧ソ連領にある経済体制移行諸国は現在、森林研究、高等教育、能力育成などの分野で重要な課題に直面しています。それらの課題は各国の社会経済状況全体、さらにそれぞれの部門が内包する困難に関連するもので、シンポジウムの目的の一つはこれらの問題を解決し、森林保全・持続的開発を促進する最善の方法について、各国の経験を分かち合うことにあります。

シンポジウムは4つのセッションから成り、(1)総合的森林政策の枠組み構築における研究と高等教育についての国際的課題、(2)研究、教育、政策開発の間のインターフェイス、(3)社会経済及び政策面の研究・教育の諸問題、そして(4)各国の現状、というテーマに沿って報告が行われました。また野外での現地森林視察も行われ、生産的森林の維持、民営化及び改革後の国の森林政策、森林の多重機能と民間部門の役割、森林部門の改革と保護区に関連する諸問題が討議されました。

ニューヨークの国連「持続可能な開発」事務局のもと、森林開発に関係する全ての主要な国連機関及び国際金融機関、政府資金供与機関は、国家森林計画コンセプトの構築に関与しています。すでに発足から10年を経過したこの国際的事業の目標は、直接あるいは間接的な各種の保護と資源利用を通じて、持続可能な森林部門開発を展開するための、制度的枠組みと指針を構築することにあります。

欧州森林保護閣僚会議(MCPFE)に関連する最近のワークショップでは、とくに中部及び東部欧州諸国において、訓練と教育を通じて森林部門での新たな能力を開発することの重要性が強調されました。国連大学とパートナー機関の協力により始動した新たなプロジェクトは、関係28カ国及び様々な国際機関の参加を得て、ロシアから中央アジア、バルカン諸国、中・東部欧州、バルト諸国にわたる地理的領域に重点を置き、森林分野の地域的ネットワークと経済体制移行諸国の研究プロジェクト開発をサポートしていくものです。

シンポジウムのプログラムおよびその他の詳細は以下のサイト(英文)でご覧いただけます。 http://www.efi.fi/events/2002/Symposium_in_Kaunas/

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