世界エイズ・デー
国連大学で第13回エイズ・アウェアネス・JAZZコンサートを開催

2008.12.01 • 12月1日の世界エイズデーに向けた行事の一つとして毎年開かれているエイズ・アウェアネス・ジャズコンサートが、11月30日に国連大学本部で開催されました。ご来場くださった皆様、ありがとうございました。このコンサートでは、ニューヨークの中村照夫&ライジング・サンによる演奏が行われたほか、特別トークセッションとして、ルワンダ共和国のエミール・ルワマシラボ駐日大使、日本大学の澤田滋正博士、世界銀行の谷口和繫駐日特別代表によるプレゼンテーションやスピーチが行われました。
中村照夫氏とレッド・シューズ・ファンデーションは、エイズについての認識を高めるため、日本で十年以上にわたって毎年コンサートを開いています。国連大学でコンサートをするのは2回目。このようなイベントを開催するのは国連大学としても大変嬉しいことです。
今年はライジング・サンが日本で追加公演を行います。お近くの方はこの機会をお見逃しなく。
- 12月1日-名古屋市 中京大学(午後4時40分-午後8時)
- 12月2日-京都市 立命館大学(午後6時-午後9時)
- 12月3日-山口市 山口大学(午後6時-午後9時)
アジア沿岸水圏における環境モニタリングと管理プロジェクト
国連大学・島津製作所 第5期能力開発プロジェクト

調印式を終えて 国連大学のコンラッド・オスターヴァルダー学長(左)と島津製作所の取締役社長服部重彦氏(右) Photo: Jeremy Hedley/UNU
2008.11.25 • 国連大学のコンラッド・オスターヴァルダー学長と島津製作所の取締役社長服部重彦氏が、第5期アジア沿岸水圏における環境モニタリングと管理プロジェクトの協定書を調印しました。これによりアジアにおける汚染モニタリングの新しいフェーズが始まります。
本プロジェクトは、国連大学の官民パートナーシップを先駆けたプロジェクトの一つです。12年前に始まって以来、アジアにおける開発途上国において環境研究と教育の能力開発を主眼として、該当地域における環境管理と汚染モニタリングに必要な科学的基盤の整備に貢献してきました。
島津製作所のご支援をいただき、第5期[2008-2011]においては主にポリ塩化ビフェニル(PCBs)の環境中のモニタリングを行う予定です。ストックホルム条約により規制されている残留性有機汚染物質として指定されているPCBsは人体あるいは生態系を脅かす毒性を有しています。
国連大学と島津製作所との本プロジェクト、その他国連大学の環境モニタリングに関するイニシアティブについては、プロジェクトのページをご参照ください。
人権
60年を迎えた世界人権宣言

左から:「60年を迎えた世界人権宣言」のセミナーで、コンラッド・オスターヴァルダー学長、横田洋三教授、モーティン・ピーダーセン博士、ヴェセリン・ポポフスキー氏。 Photo: Nicholas Turner/UNU.
2008.11.11 • 国連大学は、世界人権宣言(UDHR)の60周年を記念して、同宣言が1948年12月10日に国連総会で採択されて以来、どのような進歩を遂げたか、どういった問題が今なお残っているかを評価するセミナーを開催しました。世界人権宣言は、人権と基本的な自由は世界中のあらゆる人が平等に持つ権利であることを認めた初めての宣言です。世界中のほとんどすべての国で受け入れられて、国際人権法の基盤をなしているだけでなく、多くの国々の憲法や法律にも盛り込まれています。
セミナーではまず、国連大学のコンラッド・オスターヴァルダー学長が、現在のイランで紀元前539年にキュロス王が出した、世界最初の人権文書といわれる「キュロスの円筒印章」にさかのぼり、人権という概念には様々な歴史的ルーツがあることを強調しました。
国連大学学長特別顧問である横田洋三教授は、国連人権制度に関する幅広い経験をもとに、採択されて60年になる世界人権宣言の起源、成果、欠点をまとめ、人権の保護を促進する上で国際社会が現在直面している問題を指摘しました。
モーティン・ピーダーセン博士は、特にミャンマーの事例に焦点を当て、日本学術振興会・国連大学ポストドクトラルフェローとして行ってきた2年間の研究成果を発表しました。ミャンマーの人権問題は1988年以来、国際社会の厳しい調査の対象となっていますが、好ましい結果はほとんど出ていません。ピーダーセン氏は、西側諸国の経済制裁とアジア諸国による関与政策が共に失敗したことに焦点を当て、ミャンマーの人々を助け長期的な変化を支えるための支援の大幅強化、人材の育成、市民社会の成熟化を強く訴えました。
セミナーを見る:
国連大学のVideoBriefが電気自動車を紹介
2008.10.29 • 国連大学製作のVideoBriefの第一弾が完成いたしまし た。このビデオでは、電気自動車の開発と市場への導 入を紹介しています。VideoBriefsはHDで製作された短 編ドキュメンタリーシリーズで、 Our World 2.0ウエッ ブサイトで取り上げる「気候変動」、「エネルギー 保障」「食糧保障」といった 3つのテーマのを取り扱っています。
このシリーズでは、実用的、感動的、かつ上記3つの テーマに関連のある情報を、日常生活の「裏」をとおして 一般の人々に向けて紹介し、地域レベ ル、世界レベルの政策を説明。様々な現象を科学 的に解説しています。
第一弾のビデオ「ひまわりという名の電気自動車」では元レースドライバーの高岡祥郎氏と彼の電 気自動車の開発と市場への参入を取り上げました。 ビデオは日本語、英語両方でご覧いただく事ができ ます。東京秋葉原の駅前にあるヨドバシカメラの1 0メートルのスクリーンで毎朝上映もされています。
Our World2.0のVideoBriefシリーズの新作も、今後ご注目ください。
「静かなる環境破壊」をもたらす薬物使用
森林破壊、生物多様性の損失とコカインとの関連

Photo: Bosque de Niebla, Sierra Nevada de Santa Marta, Colombia. Kindly provided by Jenni Contreras.
2008.10.28 • 1グラムのコカインを生産するには4平方メートルの森を破壊する必要がある上、625グラムの廃棄物と200ミリリットルの汚染水が発生し、それらは直接環境の中へ投棄されている―コロンビア共和国のフランシスコ・サントス・カルデロン副大統領は本日、国連大学でこのように述べました。

国連大学で講演するフランシスコ・サントス副大統領。 Photo: Curtis Christophersen/UNU
飾り気のない言葉でコカインの危険性を再定義した今回の講演の中で、サントス副大統領は、ブラジルに次いで世界第二位の生物多様性を誇るコロンビアの環境にコカイン生産が及ぼす破壊的な影響を明らかにしました。かつては密輸ルートに過ぎなかったコロンビアでは1990年、より消費地に近い生産地を求める市場動向を受けてコカイン生産が始まったと副大統領は語りました。また、ヨーロッパ市場(薬物の使用率に関して今やイギリスとスペインは米国と同じかそれ以上の高い水準にある)への主要ルートとなっている赤道アフリカが、コロンビア共和国と同じ運命に苦しみ、生産の中心地となる可能性があると警鐘を鳴らしました。
コカインは「静かなる環境破壊」を引き起こすだけでなく、その生産によって同地域の民主主義にも大きな脅威を生じさせると述べると同時に、副大統領は「共有責任」のコンセプト、すなわち違法薬物という世界的な問題の影響を受けるすべての関係国が協力して行動するという国際的に認識された原則についても言及。本講演は、米州開発銀行駐日事務所、コロンビア共和国大使館、国連大学の主催で行われました。
講演は国連大学のビデオ・ポータルでご覧いただけます
副大統領のプレゼン内容をダウンロード
Shared Resonsibility presentation (1.6 MB PDF)
「共有責任」のウェブサイトへはこちらから
参考資料:
Shared Responsibility: Colombia’s proposal against illicit drugs (512 KB PDF)
The world drug problem seen through a green lens (224 KB PDF)
World Drug Report 2008
国連薬物犯罪オフィス
気候変動~私たちにできること~
国連デーを10月24日に開催

Rector Konrad Osterwalder:
What price an environment bailout?
Japan Times, October 24 2008
All must innovate in this time of climate change
Asahi Shimbun, July 4 2008
国連大学と気候変動
unu.edu/climate (英)
東京の国連大学本部では、季節はずれの大雨に見舞われたために屋外イベントを屋根のある場所に移動で開催。およそ500人が出席して今年の国連デーを祝いました。激しい雨が、今回の国連デーのテーマは「気候変動~私たちにできること~」(英文タイトル:”Climate Change: What We Can do”)を、いっそう強調することとなりました。
潘基文(パン・ギムン)国連事務総長は、気候変動を現在の世界的な重要課題であると定義しています。今年の国連デーのセミナーは、気候変動がもたらす多くの問題の解決に取り組む国連および諸機関の活動を一般の人々に理解してもらおうと、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、世界保健機構(WHO)、国連開発計画(UNDP)、国連大学(UNU)、世界銀行(World Bank)より代表者を迎えて行われました。
セミナーの参加者に向けたビデオメッセージにおいて、潘事務総長はこの課題に対応していくための指導力を求めました。コンラッド・オスターヴァルダー国連大学学長は、国連デーに合わせて発表されたジャパンタイムズの記事で、「今の経済に起きている諸問題に気を取られて、我々が直面しているもっと深刻な問題と責任から目をそらしてはならない」と書いています。そして、現在の金融危機を踏まえ、「なぜ我々は、気候変動の問題については指導力の欠如を受け入れるべきだというのだろうか? この問題がもたらす利害のほうがずっと大きいというのに」と問いかけています。
12月にポーランドのポズナニで開催される国連気候変動会議(2008年12月1~12日)に向けて世界各地で準備が進み、私たちの議論も交渉モードへ移行する中、この問いかけは決して単なるレトリックではないのです。
Cool Biz of the Year 2008
国連大学学長、国連を代表しCOOL BIZ OF THE YEARの表彰式に出席

コシノ ヒロコ氏より「COOL BIZ OF THE YEAR 2008」を授与された国連大学のコンラッド・オスターヴァルダー学長。右は、同じく受賞した俳優の別所哲也氏。 Photo: Jeremy Hedley/UNU
2008.10.07 • 国連大学のコンラッド・オスターヴァルダー学長は本日、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長に代わり、国連の「クールUN」活動に対して「COOL BIZ OF THE YEAR 2008」を授与されました。
本賞は、国連が日本国外でクールビズのモデルとなるべき活動を行ったことに対して授与されたものです。国連本部ビルでは今年、8月の室内温度を約3℃上げて25℃に設定し、二酸化炭素排出量をおよそ300トン削減し、電気代100,000ドルを節約しました。
国連本部がクールビズという概念を取り入れた試みを行ったのは今回が初めて。クールビズは、2005年に当時の小池百合子環境大臣によって日本で発足した活動です。授賞式には、小池氏もクールビズ推進協議会を代表して出席されました。
この活動が始まって以来、クールビズを取り入れたファッションを手がけている有名ファッション・デザイナー、コシノヒロコ氏。彼女から賞を授与されたオスターヴァルダー学長は、国連事務総長 潘基文(パン・ギムン)からの声明を読み上げ、各国に対し、自国の立場に固執せず、子どもたちや後続世代に対する世界的共同責任に取り組むよう訴えました。
東京では、夏は猛暑と高い湿度に見舞われますが、国連大学本部は3年前のキャンペーン発足以来、夏の室内温度を28℃に設定してク―ルビズ活動に参加しています。冬もまた、室内温度を低めにして、光熱費の節約に取り組んでいます。
気候変動は、我々の時代にもたらされた「決定的課題」である-潘氏談 UN.org (英)
Cool United Nations OurWorld 2.0 (英)
クール・ビズ (Wikipedia)
国連大学出版部の新書
War in Our Time: Reflections on Iraq, Terrorism and Weapons of Mass Destruction
Ramesh Thakur
国際連合の62年の歴史の中でも独特な逸材、ラメシュ・タクール教授は、その時代の論争の的となっているテーマを一般向けに自由に書き綴って自らの意見を明確に表明してきました。本書は、世界中の数多くの新聞や国連クロニクルから、タクールによる意見記事を集めたものです。
この数年、ラメシュ・タクール氏は時代とともに移りゆく世界の姿に、卓越した批評を寄せてきました。その叡智と洞察を1冊にまとめた本書はかけがえのない資源として、指導者にとっても市民にとっても必読の書物といえましょう。
— プリンストン大学名誉教授、リチャード・フォーク
グローバルセミナーシリーズ
国連大学のグローバルセミナーは、現代社会が直面している地球規模の問題と国際連合の取り組みについての意識を高めることを目的に毎年国内外で開催されています。この目的のもと、セミナーでは学生や若い社会人の方々が、国内外の著名な学者や実務家と、講演やグループ討論を通して交流し、特定の問題について話し合いが行われます。
国際講座
毎年開催される国連大学国際講座(UNU-IC)は、将来、国連や多国籍企業、非政府機関、あるいは外交機関などで、国際的なキャリアを追求することを希望する日本内外の大学院生や大学卒業資格を持つ社会人を対象に、毎年開催されています。
ウ・タント記念講演シリーズ
ウ・タント記念講演シリーズでは毎回世界各地から各界の有識者や指導者を招き、多くの人々にとって21世紀に世界が直面する問題解決に向けて、国際的知識と叡智の交流の場となることを目指しています。
図書館
国連大学ライブラリーは、国連大学の活動によって得た業績を普及させること、そして情報資源を通じて研究をサポートする重要な役割を果たしています。
国連大学ビデオポータル
国連大学開催イベントのビデオポータルです。最近のイベントはこちら。
資金援助プログラム
国連大学私費留学生育英資金貸与事業は、日本政府と国際協力銀行の資金協力により行っている事業で、私費で日本に留学する開発途上国出身の短大生・大学生・大学院生に対し、日本で勉強するために必要な資金を貸与する奨学金制度です。
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Page last modified 2008.12.04.




